10/29-11/8 東京・汐留〜お台場

東京から帰って来て一週間以上経ってしまいました。ま、あまりこれと言って取り上げるほどのこともなかった上にけっこう忙しかったので、なかなか手を付けられなかっただけですけど。

morning at Odaiba

今回は仕事で、汐留のホテルと東京ビッグサイトの間をずーっと行ったり来たりしていました。零細企業ですから仕込みから撤収まで全部一人で担当しなきゃなりませんので。幸い下請け会社の人が車で送り迎えしてくれたので、狭っ苦しい電車に乗る必要はなかったのが唯一の救いです。

morning at Odaiba / Mt. Fuji

車はBMW530iだったかな、乗り心地は最高なんですが年配の方でしたので40キロ制限でも50キロ制限でもお構いなしに38キロぐらいで走ったり左車輪が車線またいでたり、生きた心地が...ま、ぜいたく言いませんけどぉ。

sunset at Odaiba

それにしても前半はすごく天気も良くて、朝は遠く富士山がけっこう大きく見えるし、夕方にはまた夕闇に富士山のシルエットがくっきりと、これで三脚と一眼レフがあれば...ですがそこは仕事ですのでコンデジRX100だけ。これでも十分とは思いますけど、ってそれはゼイタクか!

morning at Shiodome

去年も書いたような気がしますけど、毎回同じホテルのシーサイドホテル芝弥生、12階のレストランから見る朝の汐留方面はスカツリも勝どき橋も浜離宮も見えてなかなかの絶景です。ちょうど足元には観光船の発着場もあり、カモメが飛んでるとか見てると和みます。

early morning at Shiodome

ホテルって何度泊まっても寝つきが悪いうえに早くに目が覚めるんですよね。んで、カーテン開けるとちょうど部屋の窓からは朝日の上る方向が見えるのです。ただコンデジだとあの深い色味が出ないんだなあ...残念。

early morning at Shiodome

それにしてもこのコンデジ、オートだとISO6400とか平気で撮るので早朝とか夜の船着場とかかなり暗いところでも手持ちでOK、大変重宝するのでいよいよデジタル一眼の出番が少なくなってきています。今回はあまり遠くへ行く時間がなかったので、夜にホテルの隣の長距離航路の竹芝ふ頭へ撮りに行ってみました。モノクロは仕方なしといったところですけど案外雰囲気ありますね。

 

nightview at Takeshiba

 

nightview at Takeshiba

 

nightview at Takeshiba

 

nightview at Takeshiba

 

モノクロといえば実は今回、中判フィルム機も持って行きたい!とハッセルを検討していましたが、さすがに10泊の荷物が重くて諦め、イコンタシックスを持って行ったのです。持ち出すのはちょっと久しぶりで楽しみにしていましたけど、結局撮る機会がなくて浜離宮を上から撮っただけでした。ガラスの反射が写ってイマイチ...

さて11月も後半となりました。紅葉行きたいのに土日ごとに雨ばかり...次の休みは晴れてくれないかな〜ウズウズ。

10/26 京都府立植物園


ちょっと間があいてしまいましたがとりあえず元気でやっています。ハッセルボディが増えたので持ち出したいのですが、なかなか時間がなくて...これはいつもの500C/Mです。

そんな中、京都府立植物園へ行ってきました。花はα900と決めていたのですが、今回初めてハッセルでエクステンションリングを試してみようと思いまして。その分α900はバリゾナ2470ZAだけにしました。最短距離が短いので結構寄れるのです。
at the Kyoto Botanical Garden

CONTAX N1だと電池が必要ですが、コマ間にF値やSSが入るので便利ですね。ハッセル500C/Mは電池が要らないのが最大のメリットですがどのレンズで撮ったとか記録されないので後で見分けがつかない時があるのが困り者...今回プラナーC 80mmとゾナーC 150mmを持って行きましたが、エクステンションリングを使ったせいもあって見分けがつかなかったりします。ま、どっちでもいいですけど。
at the Kyoto Botanical Garden

ここには温室があり、この日は無料開放していました。もっとも温室にある花っていまいち生活感がないというか身近にないものばかりで、そんなもの撮っても図鑑写真じゃあるまいしあまり楽しくはないです。むしろ外の道端に咲いている名札もない花のほうが美しかったり。
at the Kyoto Botanical Garden

ところでデジイチコンデジで撮ると、どうしても屋内の場合色味が不自然になることがあります。照明が変わっているとオートホワイトバランスがうまく調整しきれないためですが、その点フィルムでポジときたらフィルムの特性で色が偏るケースはあるものの、基本は実際の色に忠実です。こういった黄色や赤、あるいは微妙な色あいというのはデジタルの場合センサーの感度特性によっては飽和してしまうケースもありますね。
at the Kyoto Botanical Garden
at the Kyoto Botanical Garden

これがポジフィルム、コダックのE100VSだとこうなります。

at the Kyoto Botanical Garden

at the Kyoto Botanical Garden

at the Kyoto Botanical Garden

微妙な色が混じっている、珍しいコスモスですね〜


さて月曜から10日間の東京出張ですが、カメラどうしようかな〜とか悩んでます。あはは。


(使用カメラ:SONY α900ハッセルブラッド500C/M、Kodak E100VS)

9/15 近江八幡『八幡堀まつり』

この日は意を決して自転車を輪行袋に詰め、近江八幡まで行ってきました。

Yawatabori boat cruise

先日『しゃしん*じかん』メンバーと一緒に回ったところなのですが、もうちょっとゆっくり見て回りたかったのと、知人が『BIWAKO BIENNARE 2012』というアートイベントで作品展示するというので見てみようと思った次第です。

このイベントは近江商人の旧家を改装してアート作品を展示するというもので何年も続いているのだそうですが、展示がかなり広い範囲に散在しているのでこのクソ暑い中、歩いて回ってたら干からびてしまいそうです。それでレンタル自転車も検討したのですがどうも具合悪そうでしたので自前で用意したということです。


自転車は700Cサイズのクロスバイク、二つ折りのアルミフレームのため畳めば気楽に持ち運べる...はずだったのですが。12キロぐらいとまあそこそこの重量がありますので、だいぶ前に輪行袋を買ったもののイマイチ実行に移せずにいたものです。電車が混んでたらどうしようとかの心配もありましたし。

でもやってみると意外と簡単、しかも場所がいいと気持よく走れますので、結局トータル34キロ走って来ました。無茶や〜


最初はまず老舗の蕎麦屋でざる蕎麦をいただいてから知人の展示を見に旧中村家へ。ここでチケットを買って、あとは一軒ずつスタンプラリー形式になります。続いて八幡堀周辺をぶらついて八幡山ロープウェイへ。山頂から見下ろすびわ湖、西湖の眺めは最高です。というか天気よ過ぎで暑すぎ...

XENLON?
この枯れ木が何とも青空に映えて?いい感じでしたけど、びわ湖の方はちょっと雲がかかっててあんまりキラキラ感がなかったというか。

from Mt. Yawata
この雲がいつ真上までかかってどしゃ降りの夕立になったりするのかと心配しつつでしたが、どうもそんな様子もないので思い切って湖畔の方へ...そして国民宿舎のあるあたりを目指して走ったのですが、予想に反してアップダウンのきついこと。ハーハーゼーゼー言いながら何とかたどり着いた時にはほとんど夕方になっていました。

at Lake Biwa
ま、何もないならないなりに絵になるからいいのですが...なぜか白髪のおじいちゃんが1人で淡水浴中。いらんなぁ〜と反対向いたら親子連れが水際で。おお、ええ感じやん♪

at Lake Biwa
もっととっぷり暮れるまで撮っていたいけど、これ以上暗くなると道がわからなくなるので早々に出発。ぐるっと回って再び八幡掘に戻ってくると『八幡堀まつり』が始まったところ。

Yawatabori festival

小さな行灯が並んでいる以外にコレといってめぼしい動きはないのですが、後で調べたら観光船もライトアップして出るとか。もう少しネバっても良かったか。ま、三脚持ってきてなかったので手持ちではこのぐらいの暗さが限度です。

Yawatabori festival

α900はISO1600ぐらいまでしか上げられないので1/6秒〜1/8秒とかでしたけどどうやらブレずに撮れてました。すごいぞ自分。かたやRX100はISO6400でも平気ですし、いざとなったらDROだけでなくHDR合成も単体でできますからね。さすがにキレイ...ちょっとのっぺりしてますが。

駅前の王将でギョーザ食べて、途中の乗換駅からまた走って家に帰り着いたのは夜10時半。まだいろいろやることあるのに...残念ながら沈没。


※使用カメラ:SONY α900+SAL2470Z、SONY DSC-RX100、2枚目のみiPhone4

8/13 越前海岸〜東尋坊

9月に入ってやっと盆休みの記録です。なんかこういろいろ忙しくって...というか久しぶりにCONTAX N1で撮ったら35mmフィルムのフィルムスキャンがうまくいかなくて。せっかくプラナー50mm F1.4(N)が手に入ったのに、ボディがミラーずれを起こしているみたいでマニュアルフォーカスがピンずれ起こしてて。針穴カメラ作りたくてずっと物色していた中判フィルムマガジンがやっとピッタリのものが見つかって...とネタは尽きないのにどれもうまく行ってません(汗)


ま、盆休みぐらい気楽に写真撮りたいなあとハッセルとコンデジだけ持って田舎に帰る途中で観光地らしいところに寄り道したのですが、これまた家族が観光に乗り気じゃなくて。行きたいと言ったのは妻ですが、大したところじゃないと分かるととたんにさっさと行こうと言い出したり...子供かっ!


行きは朝早くに出て南条PAまではスムーズにたどり着き、時間的にも余裕があったのでじゃここで降りて、ということにしたのですが。リサーチ不足でしたね。こんなに距離があるとは、あはは。


延々とナビ頼りに走るとようやく海岸沿いの道に。この時点でひなびた漁港と断崖絶壁が交互に続く単調な景色に飽きたらしく高速に戻ろうと。一番高速から遠ざかった地点目前にそれはないだろう?となだめすかしてようやく越前海岸、越前岬へ。


東尋坊まではまだちょっと距離があります。息子はもとより田舎の風景なんて興味が無いし、車内のイライラがピークに達した頃、ようやく東尋坊着。もっともどの辺が見どころかとか全然リサーチなしでしたので、ひととおり記念写真撮ったらここはつまらないと思ったのかもう「行こ」と。


しょうがないのでダッシュで岩場まで降りてコンデジで何枚か...せっかくの天気が、せっかくの遠回りが...嗚呼。ぜったい次は一人で行ってやるぅ!

※モノクロはHasselblad 500C/M + Planar C 80mmF2.8、カラーはSONY RX100

7/28 堺市内撮り歩き

知り合いに誘われて入った写真愛好グループ『しゃしん*じかん』の撮影会ということで堺市内を歩いてきました。無事に修理が終わって、ついでに貼り革をカーフスキンに貼り替えたハッセル500C/Mとバリゾナ24-70mmつきのα900、それとRX100も一緒でした。

Hasselblad 500C/M customized

最初は須磨水族園ということで遠いな〜どうしようかなと思ってましたが、『夏休みで混んでるから』という不思議な理由で思いっきり近所に変更になりました...って今度は近すぎ!

Summer Sunshine

まずは阪堺電車浜寺公園前駅で『堺おもてなしチケット』という一日券を購入し、待ち合わせ場所の我孫子道駅へ。この区間は何回乗り降りしても480円、しかも主要な南海電鉄の駅と結ぶ南海バスにも乗れてしまうという意外とお得なチケットです。あるのん知らんかった〜

Lace-Stitched Tree

その後いったん船尾駅まで戻って、隣の石津駅、さらに花田口駅、高須神社駅で降りて散策というか被写体探しというか食べ歩きしてたんですけど...とにかく暑い。女の子3人いたのでちょっと心配でしたね。

benchs

しかしこうやって見ると、案外自分の住んでいる街って知らないものだなあと...地図に載ってるし、市の広報誌でイベントやってるのは知ってたりするんだけれど、実際には行ったことがないとか。

burnt bicycle

今回お昼を食べた浜寺船尾町にある『Cafe・らるご』さんも、たまたま駅前で親戚のおばさんに会ったので「どこか美味しいとこ知りませんか」と聞いたら教えてくれたところ。古い民家を改装して商業スペースにしているんだけれど、日替わりでオーナーとメニューが変わるというシステム。暑い中フーフーして汗かきながら食べた石焼きピビンバ、とても美味しかったです。

maket space "遊"

それにしてもこの雰囲気がまたイイ。モノは使いよう、というかアイディア次第なんだなあと。結構有名なスポットらしくて、案外知らないのは地元民だったり。

at Cafe Largo


さてその翌日、最後に回った公園がほぼ毎週オルガンを弾いてる教会のすぐそばだったのですが、残ったフィルムを消化するべく近くの商店街で撮ってみました。

at Ayanocho-higashi mall

「綾之町東商店街」と言いますが、見事なまでのシャッター通り。そこにチンチン電車の踏切があるんですけど...こんなに近かったっけ。

at Ayanocho-higashi mall

いや...この雰囲気はモノクロでしか撮れませんね。やっぱり。

7/15 コンデジで撮る都市緑化センター

コンデジ持って近所の堺市都市緑化センターを巡回してきました。

RX100 #2

コンデジって、なんかこうムダに明るくって、締りがないというか。パンフォーカスでスナップ撮るにはいいんですけどなんかこう花をアップにして背景をぼかしたりとか苦手なイメージで。

RX100 #3

それを無理して一眼レフとまではいかなくてもm4/3ぐらいにはならないかなーとか。どだいコンデジですから小さいセンサーに高画素を詰め込んだところでたかが知れてる...はずですが。

RX100 #5

ま、小さいサイズで見る限りよくわかんないですよね。そういうことにしておきましょう...

RX100 #8

#写真はすべて SONY DSC-RX100

7/4 足元の暗い浜寺公園

いつもの公園へ行ってきました。朝なのでゆっくりする時間もなく、適当に場所を決めてベンチを撮りました。ずっと続けているテーマとして、誰もいない「寂しいベンチ」を撮っているのですが、まあ通勤・通学時間帯ですので座っている人はいないものの、ひっきりなしに人が通るので寂しいって感じはないのでありました。

実は今回、twitter仲間であるKさんからお預かりしたハッセルのE-12フィルムマガジンを修理したのですが、それのテストのつもりでした。マガジンを下にして落下させたらしく、ギヤボックスのフタが歪むほどだったのを叩き直して、スライドホルダを塗りなおして...ま、見る限り変なムラとかはないようなので光線漏れはないようです。が...

どのコマも足元が暗い...足元、ということは上?...とボディを覗きこんでみると、なんとバックシャッターが開ききっていませんでした。人のを直すより自分のを直さないといけないようですが、なんでだろう?

まさか先日机の上に置いたはずの500C/Mが床に転がっていたことがありましたが、アレか?とするとネコ?しかも机の上で寝る子はミーちゃん、はいっ、犯人確定!...と言ってみたところで弁償してくれるわけではないですからねー

このぐらい簡単に直せ...ないのでした。このボディ、ネジが錆びてしかもナメているのが一本あってカバーが外れないのでメンテを途中で諦めたものです。仕方ない、インパクトドライバーの小さいのをネットで買ってきて...訳あって2週間ほどかかって届きましたが、同じ物が近所のホムセンにあったなんて恥ずかしくて書けません。しかも送料分安かったし。

そして無事修理も終わり、前より調子良くなった〜さあ片付け、と思ったその時。手にしたインパクトドライバーがミラーアップしたボディの上へ...スクリーンは外してあったのでセーフ!しかしミラーが割れてしまいました。うわ、直したつもりがトドメさしてしまった...

さあ、500C/Mの運命やいかに?(続く)


#写真:Hasselblad 500C/M、CarlZeiss Planar C 80mm F2.8、Kodak T-MAX100