真冬のドイツへ〜前編

仕事でドイツ・ハイデルベルクザールブリュッケンへ行ってきました。どちらもドイツ南西部のさほど大きくない街ですが、ハイデルベルクはロマン街道にある古都として、ザールブリュッケン世界遺産のある街(正確にはフェルクリンゲン)として知られているようですね。


行きの飛行機上より、ロシア上空11,000メートル


(SONY DSLR-A900, CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4)
自宅のある堺から、関西空港までは1時間もかかりません。関空からはフランクフルトまで直行便がありますので、約11時間ガマンすればそこはドイツです。これで5回目ですけど時差8時間はいかんともし難く、いつもヘロヘロになるんですよね。今回行き帰りとも窓際だったのがせめてもの救いです。

ネッカー川の向こう岸を見る


(SONY DSLR-A900, CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4)
ハイデルベルクはフランクフルト空港から電車で1時間半ほど。ICEだと特急料金ぶん高いのですが1時間かかりません。待ち時間を考えると到着時間は変わらないので急行を乗り継ぐことにしました。ところが今年は例年にない大雪の当たり年て途中のマンハイムで乗り継ぎの列車が遅れてしまい、ハイデルベルクに着いた頃には真っ暗。

ネッカー川にかかるカール・テオドール橋


(SONY DSLR-A900, CONTAX Carl Zeiss Distagon T* 25mm F2.8)
今回は出張なのでお遊びはありませんが、夕方早く終われば少しぐらい街へ出る時間はあります。もっとも午後4時を回るともう暗くなってしまいますし、開いている店はホテルとレストランぐらいになってしまいます。観光スポットは軒並み閉まっているので写真を撮るにはつらいものがあります。

アルテ・ブリュッケのカール・テオドール像


(SONY DSLR-A900, MINOLTA AF24-85mm/F3.5-4.5 New)
カール・テオドール橋こと「アルテ・ブリュッケ(古い橋)」のたもとにはカール・テオドールの像があり、橋を渡りきれば街全体を見渡せるそうですがみぞれ混じりの風が冷たくて断念。

マルクト広場よりハイデルベルク城を見る


(SONY DSLR-A900, MINOLTA AF24-85mm/F3.5-4.5 New)
中心部には大きな教会があり、その周りにはホテルや商店が軒を連ねています。しかしすでに午後5時を回って通る人さえ少ない状態です。ISO1600に上げてもだんだんきつくなってきました。

聖霊教会の塔


(SONY DSLR-A900, MINOLTA AF24-85mm/F3.5-4.5 New)
非常に大きな教会なのですが、建物の足元には小さな売店みたいな扉がついています。数百年前から営業しているものだそうで、開いているところを見られないのが残念。

ハイデルベルク城の夜間ライトアップ


(SONY DSLR-A900, MINOLTA AF24-85mm/F3.5-4.5 New)
有名なハイデルベルク城は夜間にライトアップされます。現在はちょうど修復工事の最中で、足場が取り付けられていました。結局城内に入る時間がなかったのですが、ぜひ一度は行ってみたいところです。

夜の聖霊教会


(SONY DSLR-A900, MINOLTA AF24-85mm/F3.5-4.5 New)
ワインとステーキの食事の後、もう一度出かけてみました。今度は完全に夜、しかも雨が降り出しています。傘をさしながら片手で大型のデジタル一眼レフを持つなんて、ヘンな日本人に見えたことでしょうね。

デパート前の市電乗り場にて


(SONY DSLR-A900, MINOLTA AF24-85mm/F3.5-4.5 New)
日本では最近モダンな路面電車LRTを見かけるようになりました。あれは欧州の企業と提携して日本で作っている車両なのだそうですが、センスがあっていいですね。こちらでは二両、三両連結の市電やバスが当たり前に走っています。さすがにこの辺は人通りも多いです。

再びハイデルベルク


(SONY DSLR-A900, MINOLTA AF24-85mm/F3.5-4.5 New)
ガスっている中にぼーっと浮かび上がる城は幽霊城のごとし...違う色だったらちょっと不気味です。



ハイデルベルグの滞在中は結局こんな具合で、日中は上司の運転するオペルでホテルと客先を往復するだけでしたので何もありません。残念!
後半はさらに1時間ほど南へ走ったところにあるザールブリュッケンへ移動したのですが、さて...続きは後編へ。