10/16,17 京都・祇園、先斗町

10/16、17の両日で京都に行ってきました。


(SONY DSLR-A900, CONTAX Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25)

オーストラリアのプロカメラマン、サイモン・グリメット氏による写真教室があるというので参加してきたのですが、この教室はまず16日に京都を散策しながら写真を撮り、それを翌17日に選んできたものを氏が講評するという企画でした。京都ロイヤルホテル&スパで開かれているオーストラリアフェアのイベントの一つであり、同氏と一緒の食事つきで3,900円というもの。

食事付きでこの料金は安いですし海外のプロカメラマンの指導が受けられるというのは滅多に無いチャンスと思って受けてみたのですが...やはり通訳付きとはいえ外人というのがネックだったのか参加者が少なかったようでした。別のグループは10人だったそうですが私のグループはわずか3人!濃厚な指導を受けることができました。

困ったことに何をどのようにするのか当日まであまりはっきりとしたことが分からず、仕方なくいつものカメラを、ということでSONY α900プラナー1.4/50、同1.4/85、ディスタゴン2.8/25。モノクロフィルム用としてCONTAX 167MTとプラナー1.7/50を持って行きました。どっちも機動性を考えてズームにしようか迷ったものの、結果として悪くないチョイスでした。


当日サイモン氏が指示した課題は「ワイド、アップ、その中間で撮ってみて」ということと、「お互いのポートレート写真を撮ること」。げ、ポートレートなんて普段撮らないし...でもキング・オブ・ポートレートレンズの異名をとるプラナー85mmがある!ということで果敢に挑戦してみました。ワイドはもちろんディスタゴンの独壇場ですね。

祇園にて

まだ朝早かったので光線が強く、人通りもまばらであまり面白い瞬間は撮れませんでした。というかMFでは間に合わなかったし。

最初とこれは悪くない、とほめていただいたもの。ただ構図が似通ってて自分的にはまたか、という感じ。『構図のお手本みたいだ』とよく言われるんですが、と聞いたらそれは悪いことじゃないよ、と。やれやれ...

(SONY DSLR-A900, CONTAX Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25)

これもいいねと言ってもらったもの。広角を縦構図に、地面スレスレからノーファインダーで適当に数枚撮ったもの。ライブビューだと便利なんだろうけどそんなものついてない!

(SONY DSLR-A900, CONTAX Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25)

そうこうしてたら舞妓さん体験の観光客がやってきたので撮らせてもらいました。これは左の背景が明るすぎるのと、頭の上の枝が汚いので入れない方がいいとのこと。

(SONY DSLR-A900, CONTAX Carl Zeiss Planar T* 1.4/85)

トリミングしてみるとこんな具合です。Picasa3でソフトフィルタをかけてみました。

先斗町

続いて先斗町界隈を通ってホテルに帰ることにしました。この辺は私も初めて通るのですが夜の街って感じで昼間はどこかパワーがなさげです。

ちょうちんの赤が渋かったので広角で寄ってみました。ところが余計な人物が入っているので何が言いたいのかぼやけてしまうとダメ出しされてしまいました。

(SONY DSLR-A900, CONTAX Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25)

そこでトリミング。なるほどなるほど。

同じように奥まった通路を撮ったものも、入り口付近の明るい部分が入ってしまっていたのでトリミング。

(SONY DSLR-A900, CONTAX Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25)

普段は撮ったままトリミングすることはあまりしないのですが、こういう具合にやればいいんだ、と悟った次第。プロはこんな感じでものを見ているんだ、と感心しました。

ただ、彼は傾けて撮ることはまずやらないんだそうで、私が密かに師と崇める黒顔羊さんのようなスタイルは否定されてしまいました。えーん。

(SONY DSLR-A900, CONTAX Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25)

これがまっすぐだとつまらないし、このほうが奥行き感があるんじゃない?と傾けてみたんですが、落ち着きがないからダメ、と。そういうもんなんか...


さて、実は今回フィルム機も持って行ってました。ホントはRTS2+ワインダーでバリゾナ28-85をモノクロで使いたかったのですが、あまりに重たいのでα900メインに。167MT+プラナー1.7/50にしましたがほとんど撮れず不満が残りました。36枚撮りで16枚しか撮れなかったので、途中で切って写した分だけ現像・スキャンして翌日持っていったのですが結局見せませんでした。

それにしてもKODAK T-MAX400と同D-76現像液の組み合わせはとても気に入っています。やっぱりKODAK萌え〜 来月にphotohitoオフラインミーティングで京都を回るコースがあるので、そちらでリベンジを果たそうと思ってます。