12/31 実家近くの農地

フルサイズデジタル一眼から数十年前のスプリングカメラという落差は何なの?と言われそうですが...熱病みたいなもんでしょうか?

ツァイス・イコン製イコンタシックス、正確にはイコンタ520/16だと思うのですが、シリアルナンバーによれば戦前の1936年製のようです。1936年って、うちの父親と同い年です。でも保存状態が良かったのか元々手入れがゆきとどいていたからなのか、ちょっと手を入れただけで調子よく動くようになりました。これで3,500円程度ですから世の中どうかしてます。

こいつを年末、実家に持って帰って試し撮りしてきました。スプリングカメラなんて初めてですし、露出計はおろか距離計もなくしかもピントリングがフィート目盛りですから果たして使いこなせるのだろうか?と思いながら...

フィルムがもったいないのでiPhoneアプリの露出計で一応S/Sと絞りは確認しました。何度も使っているのでけっこう信頼できます。距離目盛もメートルに換算してマジックで書いておきました。慣れれば消すつもりですが、これはどうかな〜

残念ながら年末に撮った分は天気も悪く、しかしかえってモノクロ映え(?)する風景となりました。

幸いに雪も大して積もってなかったので近所を歩いてみました。まあそんなに感動するような風景もないですので、試し撮りにはちょうどいいかと...失敗しても泣かないで済みますしね。

3本めはまだ撮り終わってないので、ブローニー2本現像したうち1本だけスキャンしてみましたが、そんなにひどく失敗した、ということもなく意外と無難に撮れるようで安心しました。もちろん油断すると巻き忘れて二重露出してしまうとか、ピントリングを合わせるのを忘れるとかやってしまいます(ました)が、いずれ慣れるでしょう。面倒なところがなんだか気に入りました!(って変な奴!!)

※以上、Zeiss Ikon - Ikonta6 (520/16) / Tessar75mm F3.5 / Kodak T-MAX400 です。