2/25 神戸ハーバーランド

twitter仲間の針穴写真家の企画で針穴写真ワークショップに参加してきました。

まあ針穴写真教室みたいな具合で、これって学ぶより慣れろってカンジでひたすら撮るのです。目標はあとで聞いた話グループ展での展示だそうで...えっ?私も出すんですかっ、みたいなことを当日聞きましたワ(笑)

しかし当日朝は例によって雨(涙)、でも信頼するWeatherNewsさんが午後にはやむでェって言っているのでとりあえずカメラとフィルム、しっかり傘を持って出かけました。今回は針穴写真ということで例のコダックNo.3A改と、前の晩に間に合わせで作ったハッセル用針穴レンズ。

実は手作りカメラの例会で発表した645マガジン使用の針穴カメラは部品の加工難航しており、間に合わなかったのでした。設計は三次元CADを使ってこんな形に、と決まったのですが加工は手作業ですからね...3mm厚のアルミ板なんてまっすぐ切るだけでも大変なのに、端面にV溝を彫るなんて無謀なことを考えてしまったので。ジグから作らないとフライス盤でも無理〜

(この写真は今朝撮ったもの...って今朝も撮ってましたとさw)

まあそんな具合で急遽ハッセル用に作ったのが、前に作りだめしておいたアルミ板を百均の色紙に貼りつけたもの。幸いハッセルのマウントは径が大きいので、スポっとはめれば落ちてこない様子。黒塗りもマジックで間に合わせです。
Hariana Workshop @ Kobe Harbor-Land
当然どんな具合に写るのか、露光時間とか画角とかはもう想像と計算ずくでぶっつけ本番となりました。穴径はスケールで見る限り0.1mmの目盛り3本は見えないので0.28mmぐらい、フランジバックが75mmぐらいですのでF値は256としましょう。焦点距離も75mmとして35mm換算40mm相当の画角。これを鵜呑みにしてiPhoneアプリの露出計(『Pocket Light Meter』)を使えば露光時間も出ます。
Hariana Workshop @ Kobe Harbor-Land
これをアテにして実際はレリーズケーブル使って「いーち、にーい..」とやったわけですけど、そもそもコンマ何秒の差は出てしまうし。かなーりアバウトですけど、まあこんな具合で撮れたのでよしとしましょう。これらはモノクロで撮ってその日の夜には現像していたものですが、カラーネガはさっき出してきたところなのでどんな色で出てくるのか、お楽しみです〜
Hariana Workshop @ Kobe Harbor-Land

モノクロームフィルムはトライXを使用してますので結構コントラスト高めかと。ソフトな感じはするものの、イメージサークル広めみたいで周辺落ちがないので案外まともに撮れてますね。

画角も標準レンズっぽくそこそこの範囲まで写るようなので悪くないと思います。実際にはもっと広く写ってたんですけど、ハッセルの中古フィルムマガジンが光線漏れしているらしく各コマ左右だけ白っぽくなってましたのでトリミングしてるんですね、実は。はよ直さんと、うーん...


※以上、ハッセルブラッド500C/M+手作りピンホールレンズ0.28mm(約F256)とiPhone4