出張の思い出 〜 2000年2月 ドイツ編

最近なかなか天気もすぐれず、自宅の仕事部屋にこもりきりの毎日です...こんなときは古い写真をひっぱり出して、思い出にひたるのも一興。


今は機械部品の輸入販売をする会社で管理業務をしていますが、その前はメーカーのエンジニアをしていました。当時は国内だけでなく海外のユーザーさんの工場にも出かけて行って、取り扱い説明をしたりトラブル処理をしたりと毎週のように出張していました。

海外はそんなに頻繁というわけでもないですが、たまに行くぐらいがいいですよね。それでも想像をはるかに超える事態に巻き込まれることもあるので気が抜けません。同僚にはスケジュール通りに訪米したら、まだ工場ができていなかったなんてヤツがいました。

私もタイの工場で現地人社員に取り扱い説明するのに通訳が用事でいなくなって、英語はできないというので身振り手振りでやり抜いたなんてことがありました。それは三次元CADみたいなソフトでしたからもう大変(笑)

私は出張には必ずカメラを持って行ってました。フィルム時代は帰ってから現像して資料として残すとかしてましたけど、仕事の合間に記念写真とか、出張中の休日に観光に行って撮ったりしてました。今ではデジタルカメラでメールに添付なんて当たり前なので、現地のトラブルの様子をメールで送ってサービスマンの指示を仰ぐとかも簡単にできるので便利になったもんです。


これはドイツ南部のオーバーコッヘンという小さな町にある、ある有名な精密機器メーカーの本社工場です。転職して最初の海外出張がいきなり「ひとりでドイツへ行って来い」でしたからびっくりです。最初に行ったときはフィルムでしたのでもうネガも押し入れに埋もれてますけど、休日にはUlm(ウルム)という古い街まで行って世界一高い教会の尖塔に登ってきました。2000年のこの時は二度目でしたので、もう少し遠くまで、ミュンヘンまで足を伸ばしました。

いずれも私が自分で最初に買ったデジカメ、Canon PowerShot30で撮ったものです。30万画素機でしたからケータイにカメラがついた当初ぐらいの画質で640x480ピクセルVGAサイズでした。CFカードも容量が2MBとかでしたので、ドキュメントに貼り付けるぐらいの使い道しかありませんでした。それでも'97年ごろから使い始めて、会社からCybershot S70(400万画素機)をもらうまでしばらくはこれで撮ってたんですね。結構使い倒してました。

本社訪問編


ホテルの窓から。雪国育ちには信じがたいのですが雪でも平気のようです...



朝食はチーズ、ハム、ソーセージ、パン。どれも猛烈なおいしさです。



宿を出ると本社が見えます。閑静な住宅街なんですが、ここが歴史の舞台。



カールツァイス通りに入ると、目的地はすぐです。



ここがエントランス。博物館もここです。



左が工場、右が事務棟。今ではだいぶ様変わりしました。

つかの間の休日編


最寄り駅から5分でこんな景色が。へんぴなところです。



ミュンヘンは古い街並みが写真撮るにはもってこいなんですが...今思えば残念。



伝統的な大道芸とか、日本とは文化の土壌が違います。



ドイツと言えばこれ、ブルストと言います。肉屋さんの店頭にて。



ミュンヘン名物は白ソーセージ、それを手軽にいただける屋台・インビス。



有名なドイツ博物館。古い航空機とかの展示があります。



なぜかというとミュンヘンBMWのお膝元。



有名な四気筒型の本社ビル



上から見るとこんな感じ。マークのあるのはBMWミュージアム。残念ながらたどり着いたときには閉まってました。



すぐそばにあるオリンピック記念タワーからなのですが、サッカー場では本場ブンデスリーガの試合をやってました。



帰り道、乗換駅に着く直前車内でフーリガンが発炎筒を焚く騒ぎが。同じ車両だったのでビビリまくってましたがみんな知らん顔!

シュトゥットガルト


別の日はシュトゥットガルトへ。こちらは駅舎の上にベンツのスリーポインテッドスターがあることで有名です。



土日は飲食店しか開いてないので、ぶらぶらするしかありません。子供も退屈そうです。



路上演奏のパフォーマーが多いところは流石ですが、質が違いますね〜

おまけ

日本では知られていない行事で面白いのが『ウーマンズ・デー』です。この日は女性が好きなことをやっていい日らしくて、なぜか男性社員のネクタイをハサミで切ることになっているようです。知ってる人はわざと古いネクタイをするんだそうで...

翌日は「戦利品」の先っちょが通りの上でひらひらと風に舞っているの図、です。


以上、すべてCanon PowerShot30 + Picasa3.6でちょいと補正。