1/3 JR富山駅

わざわざ持って行きながら今回ほんの数枚しか撮らなかったというα900です。定番のプラナー50mmF1.4とディスタゴン25mm/F2.8、ディスタゴン18mm/F4を持って行ったのに、です。

というのも蛇腹カメラは距離やら絞りやらシャッタースピードやら、写真の基本ではあるのですがこれをおろそかにしてはうまく撮れません(たぶん)。そこで露出計で測ったり距離をフィートに換算したりとすごく手間がかかるので、もうお腹いっぱいという感じになるのです。

デジタル一眼では、特に私の場合マウント改造レンズなのでMFオンリーだし絞りは自分できめる必要があります。幸い絞り優先AEは効くのでシャッタースピードはおまかせでいいのですが、やはり撮った後は心配になって背面のモニタを覗き込みます。で、思ったように撮れていなければ納得のいくまでやり直す、と。

結局時間がかかるのは一緒なんですね。その点フィルムで、しかもフルマニュアルだとある意味一発勝負、慎重に向きあっておもむろに一枚撮る、みたいな具合で「撮ったぞ〜」感マックスになります。それで失敗しておれば「敗れて悔いなし」...一体何と戦っているのか、危ない感じもしますけど。

まずこれは先日イコンタシックスでも撮った場所で。α900の場合、本体に「クリエイティブスタイル」というシーン設定みたいなものがありますが、まずはスタンダードです。

こちらはランドスケープ、風景撮り用です。実はなぜかRAW撮りしていたので、この辺は後から変えられるんですね。

そしてモノクローム。本来モノクロフィルムで撮ったものとは違いますし、まあイコンタシックスはイエローフィルターがかかっていたので雲の感じとか全体のトーンとかかなり違います。

こちらは後からGEKKO-DIというモノクロ化専用ソフトで処理したもの。いわゆる冷黒調、温黒調が簡単にできます。

そしてこちらが前回と同じ、1936年製イコンタシックスで撮ったもの。フィルムはT-MAX400です。

...まあ、どれがいいんでしょうか。お好み次第です(^^)