5/3-5/9 ドイツ漫遊記その6 マインツみっちり編 - こんなことをやってみた新館

さて一夜明けて朝。前夜より(というか前夜になってようやく)綿密にプランを練り上げ、ようやくマインツに何があるのか把握できました(汗)
しかし後の日程を考えるともう余裕がありません。有休３日なんてあっという間ですね．．．

とにかく、ますばおいしいホテルの朝食をたっぷり摂って．．．と。ここの朝食はけっこう種類があって、よくあるドイツスタイルのハム、チーズ、パン、ヨーグルト、シリアルとフルーツといった内容で、やっぱりハムとチーズがおいしい！

昔仕事で初めてドイツに来たとき、田舎町Oberkochenにある宿の朝食が実にシンプルなのに一瞬ガッカリしたもののハムとチーズのあまりの美味しさに感動したのをいまでも覚えています。

さて満腹になったお腹をさすりながら街を歩いていると、第一露店を発見！そう、やっぱり名物のひとつが朝市なのです。しかもこの時期は旬のアスパラガスといちごがどの露店にも満載。残念ながらついにどちらも食べる機会がなかったのですが．．．イチゴぐらいは帰り道に買えばよかった。

そして再びマインツ大聖堂のあるあたりへ。実は道を間違えてただけですけど、結果的には良かったのです。なぜかというと．．．

朝市！さっきのは自分の店先に出しただけみたいでしたが、ここは教会前のその名もマルクト広場(マルクトは市場)。たくさんの露店がちょうど店開きし始めたところでした。

このアスパラガスの太いこと．．．しかもキロ５ユーロって600円しないですよ〜これを茹でてホワイトソースかけて．．．ああ、台所付きの宿にすればよかった。

そしてイチゴは500gで300円しない！あ〜速攻で買って帰って出直そうかな．．．というのもこれから行こうとしているのはマインツ大聖堂ではなくて聖シュテファン教会。あのシャガールのステンドグラスで有名なところです。そのためにわざわざ日本から持ってきた三脚と広角系の単焦点レンズでドンケF-2のベルトがすでに肩に食い込んでいるのです。

もっとも、三脚と言ってもベルボンのULTRA REXi LとFOBA自由雲台 M-1の組み合わせでは１キロちょっとしかないので、普段中判とデジイチを一緒に持ち歩いているよりも軽かったりします。余裕で街撮りもこなしたりしながら教会へ向かいました。

で、こちらが聖シュテファン教会。見かけはこじんまりしてます。

一歩中に入ると、そこはシャガールの世界。ほんとはもうちょっと明るいのですが、ステンドグラスの色を出すために明暗の補正をすると暗くなってしまいます。

最近のデジタル一眼であれば、例えばソニーαであればDRO(ダイナミックレンジオプティマイザ)という機能がついており、明るいところは押さえてくっきりと、暗いところも持ち上げてくっきりと、という具合にしてくれます。この程度の明るさであればISO感度を上げて手持ちも十分可能ですが、どうにも色味が変わってしまうのが嫌なんですね。

それで今回はしっかりと三脚を使い、標準設定のISO200でじっくり撮ることにしました。ところで今回はすべてデジイチのみ、しかもRAWオンリーです。JPEG化したりアップしたりは帰ってからゆっくりとRAW現像して、と思ったらしっかり２週間経っても終わってないというね。

RAW現像にはソニーαの場合、Image Data Converterという付属ソフトを使います。これはDROの設定を変えるとかできるのですが、ゴミ消しできないんですね。今回野外で何度もレンズ交換したのでかなりセンサーにゴミがついてしまいました。

以前はIDCで現像してPicasaでゴミ取りとかコントラスト補正程度やっていたのですが、今週になってアドビのLightroom3が乗り換え版を安く(なんと定価の1/3)出してきたのでこの機会に乗り換えることにしました。元々フォトショップは使っていたものの、高機能すぎて持て余し気味だったので．．．

(5/20追記)白髭さんがステンドグラスよく見えないというのでトリミング版を追加。これはトキナーAF193、新品5,000円で買ったやつで撮りました。この時は手持ちでした。

聖シュテファン教会はしっかり確認とりましたが三脚も写真撮影もＯＫだそうです。まあそんなこんなでバシバシ撮ってきたらなんとお昼になってしまい、あわてて中央駅に戻ることにしました。いったんホテルに戻ってバッグを小さいものに替え、必要上最低限のレンズを持って出直しです。というか疲れたし、この後の予定では三脚とか要らないし！