5/3-5/9 ドイツ漫遊記 その10 最後に冷や汗篇

さて、ここまで特に大きなトラブルもなく、翌朝はかなり余裕を見てホテルをチェックアウトしました。マインツからフランクフルト空港までは各停でも30分ほど、フライトは午後ですから空港に着いたらさっさとスーツケースを預けてしばらくぶらぶらしようかな、というぐらい余裕のよっちゃんでした。

が!ここで大問題発生!!

マインツ駅を出て停車した次の駅、名前も覚えていないローカル駅でしたが何か身軽な気がして...「あ、バッグ忘れた」

今回おみやげはほとんど親戚の子供達とうちの子供達へのお土産チョコが占めていました。チョコは数があるとそこそこの重さがあります。加えて展示会でもらったカタログやパンフレット、そして自分の三脚やカメラレンズ5本。合わせるとどうも30kg超えてそうな感じになってました。

来るときはスーツケースとカメラバッグ(ドンケF-2)だけだったのが、さすがに入りきらなかったのでカタログ類を小さいビジネスバッグに入れて別に持ってホテルを出たところまでは覚えています。それが...ない?

どうもホームに荷物を置いたとき拾うのを忘れたみたいです。カタログぐらいならバッグもったいないけど諦めるか〜と思ったのですが、頭の中が真っ白になったのはその100ミリ秒ほど後でした。「あ、ノートパソコン入れてたんだった!」そうです、荷物検査でノートPCは単独で何度も出したり入れたりするので取り出しやすいところに入れてたのでした。

慌てて電車を降り、駅員に連絡してもらって、ドイツ語じゃないとダメかな...ってここ無人駅?わーそれじゃホームにいる乗客に...駅の電話番号なんてわからない?えー、どうしようどうしよう...

ま、とにかくマインツ中央駅に戻るしかないということで駅を出ると、幸運にもタクシーが停まってました。しかし不幸にも現金はほとんど使い果たして小銭しかありません。インド系のドライバーに事情を説明してカードでも行けるか?とにかくマインツまで行ける?と聞くと、

「ここ、マインツだよ?」

ん?マインツ市内なの?じゃそんなに遠くではないのか...あ、中央駅って言わないとダメか...ホッとすると同時に妙に楽しくなってきましたが、途中の風景は全く記憶にありません(汗)

こうして時間にして30分ほどでしたが、無事にマインツ中央駅まで戻ってこれました。しかもタクシー代6ユーロ。おおっ、足りた〜 しかし問題はこれからです。どこへ行ってどう言ったらいいのか?とにかくホームまで戻ってみることに。すると...

「あ゛っだ〜!!」

なんとっ、30分放置プレイ?誰も持って行かないの?というか駅員何やってんの?爆弾テロだったりすると困るんじゃないの...あ、困るのは私か。カバン掴んだとたん拘束されるなんて...と考えたときにはもうカバンを持って後続の電車に乗り込んでいました。あーよかった。


さて、こんな具合で行き当たりばったりで過ごした後半3日間、思えばあっという間で、もっとあっちこっち行きたかった、あそこを見ておきたかった、という思いを残してに日本に帰ってきました。

お楽しみいただけたでしょうか?え、参考にならん?そりゃああー失礼しましたっ!おそまつ。