5/3-5/9 ドイツ漫遊記 番外編1 コブレンツのアレ

リクエストにお応えして、という訳でもないのですが帰ってきてからいろいろと調べて分かったことがありまして、というお話。

最終日のコブレンツ、エーレンブライトシュタイン要塞から街をながめた写真がありましたが、実はその画面の中にちょっと違和感を感じるものが写っていました。いや、UFOじゃなくってですね...(汗)

画面右上の太陽の下あたりを拡大しますと、さすがはフルサイズ一眼、小さくトリミングしてもしっかりとコンデジくらいの解像度はあります。

ひとつだけなのでアレ?まさかね〜なんて思ってたのですが、気になったので調べてみるとこれが巷で話題の原子力発電所なのでありました。どんびき〜

WikipediaさんによればMülheim-Kärlich(ミュールハイム-ケルリッヒ)原子力発電所(と読めばいいのかな)といってたった3年使用されただけで1988年に閉鎖されてしまったらしいので、今になって突然爆発する、なんてことは多分ない(はず)のですが、ドイツ国内に17あるうちの一つがこんな市街地のすぐ近くにあったなんて...

私の父は関西電力水力発電所の技師だったので、私が小さい頃から半田ごての使い方を教えてもらったり(おかげでキャリア40年以上!)、原発の必要性や問題点をいろいろと吹きこまれたりしていました。私自身も原発は大変危険だが必要なものだ、というスタンスでした。でも、福島であんなことがあった以上、もう必要ではない、むしろ無くすべきだと思うようになりました。

かといってこの風景に風車がいくつも回っているのもちょっとなあ...ドイツはあの風車が農地の中ですけど回っているところがけっこうあるんです。