10/20 神戸市森林植物園 (フィルム編)

さて、やっとブローニーの現像が上がり、ようやくスキャンが終わりました。プリントをスキャンするのがいいのか、フィルムをスキャンするのがいいのか、はたまたスキャンすること自体がヤダ、という方もいますがブログに書く以上スキャンせんとしょうがないので...
autumn at Mt.Rokko
私の場合は、特に今回は中判ポジフィルムですからフラットベッドでスキャンするしかないです。先日デジイチでキャプチャする手法も考えましたが、ピント調整次第ではあるもののデジイチの能力を超えることはないわけで。
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で、フラットベッドでスキャンするわけですが、可能な限り高解像度でまずいったん取り込みます。それをレタッチ(最近のラボのはゴミ取り必須です)した上でデジイチと同程度の解像度に落とします。
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うちの自作PCはもう何年も使っているのでマザーボードの仕様が古く、メモリを何ギガ積んでも3ギガまでしか認識しないのです。そのせいかブローニーの場合最大の6400dpiでは一枚取り込めません。3200dpiで何とか4枚連続といったところ。取り込んだ時点で長辺8000px以上あるのですが、それを最終的に6048pxに縮小するわけです。そうすることで最初からその解像度で取り込むよりスッキリとできます。ま、時間がかかるのが難点ですけど...
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35mmの場合は借り物のフィルムスキャナーがあるのでこちらを使うことが多いです。フィルムホルダーがしっかりしているので平面性が高く、オートフォーカスのためピントもバッチリ来ます。
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フラットベッドでも6400dpiでスリーブ一列ぐらいは十分取り込めますが、4000dpiのフィルムスキャナには解像感で負けます。ソフトな感じにしたければフラットベッドでもいいんですが...ただフィルムスキャナはドライバの作りが古くて取り込み時にはほとんど何もできないので、取り込んでからの補正に手間がかかるのが難点。
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あー、どっか格安のブローニー対応フィルムスキャナ、3200dpiぐらいでもいいから...ま、無理か。今さらフィルム用のデバイスが新規に出てくるとも思えないし...とても残念なことではあるのですが、銀塩文化はこのまま失われてしまうんだろうなと思います。
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そうならないうちに、そうなるのが少しでも先に延びるように、少しでもフィルムを使おうとは思うのですが、こうも時間とお金がかかってしまうとデジイチ用にいいレンズでも買ったほうが得策か、という気になったりもします。
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...とんなんとか言いながら、近所を自転車で回ってさらにポジ2本現像に出してきました。上がってくるのは来月...はぁ。


#カメラ:アサヒ・ペンタックス6X7、SMCペンタックス45mm F4、同165mmF2.8、三脚使用
 フィルム:フジASTIA100F、EPSON GT-X770でスキャン