5/4 ライプツィヒ(その1)

というわけで、今年もドイツ出張の季節となりました。

「も」というのは去年からなのですが、毎年ドイツで行われる工業見本市『CONTROL SHOW』に行かせてもらえるような具合になりまして。もちろんメインは仕事で海外出張ということですけど2〜3日の見本市視察のためだけに行くのもなんだし、現地で有給休暇を取ってもヨシということになったのです。

見本市はシュトゥットガルトなので、割と近いエリアで昨年は古城街道沿いにマインツのホテルに泊まってコブレンツ、ケルンまで足を伸ばしました。今年は念願の旧東ドイツエリアということでライプツィヒのホテルに泊まってイエナ、ドレスデンを回ることにしました。

念願の、とは元々旧西のツァイスに縁があって何度か行っていますが、できれば旧東の本家もと思っていた次第。その思いはなかなか現役時代には叶わず、こうして今回ようやく実現したということです。

旧東エリアには音楽関係者なら行ってみたいところがたくさんあります。その筆頭はやはりバッハ関連の史跡でしょうね。ライプツィヒには聖トマス教会があります。バッハ中心ならアイゼナハも外せないのですが、今回のイエナをメインにということでアイゼナハは見送りました。

発着がフランクフルトなので電車移動になるのですが、そこそこ距離があるため時間的に無理ということです。こんな電車旅でのプランニングに便利なのがiPhoneアプリの『DB Navigator』。時刻表から乗り換えの手順、さらには別アプリの『DB Tickets』と連携して料金計算からチケット予約までできます。ま、予約はドイツ在住者のみですけど...おかげで無理なく弾丸トラベルを楽しむことができました。ま、弾丸トラベル自体がかなり無理無理なんですが。

関空を朝9時頃出発すると、直行便でフランクフルトには午後3時前に着きます。そこから特急に乗り換え約4時間半。ライプツィヒはまだ夕暮れ前でした。この時期のドイツは午前5時半ごろ日の出、日の入りは午後9時前ぐらいですから一日をたっぷり楽しめます。さっそくカメラを持って市内へ...

市内各所へはライプツィヒ中央駅から路面電車に乗って行けますが、歩いても大した距離ではないのでとにかくぶらぶら歩くことにしました。ま、金曜の午後8時ともなるとほとんどの店は閉まっていて、しかもドイツは土曜日曜は飲食店しか開きませんからまあ無駄にお金を使う心配もないし...駅前にいきなりカメラ屋があったりするし〜

右側にあるカメラ屋のショーウィンドーを横目で見ながら歩行者専用となっている目抜き通りを歩いて行くと、聖ニコライ教会、そしてさらに行くと聖トマス教会にたどり着くはずです。その間大きなデパートやらスタバやら、心斎橋あたりとぜんぜん違いはない様子でちょっと拍子抜けすねー。

9時近くになり暗くなってしまうと右も左も分かりませんから、まずガイドブック頼りにレストランへ。今回の目的のひとつはちゃんとしたレストランで食事すること。前回は疲れて目が覚めると深夜2時なんてのが二回もありましたので...そこで『地球の歩き方』おすすめのZil's Tunnelという居酒屋?へ。

まさにトンネルのような店内だけでなく外にもテーブルがあり、コチラの人はむしろ好んで外で食べるようですね。メニューで気になったのはシュパーゲル、ホワイトアスパラの料理でした。今日はとりあえずクリームソースでいただくとして、地ビールのゴーゼGoseというのを併せて注文しました。

こちらがGose。見た目はふつうのピルスナーですが上面発酵だそうですんごく酸っぱい味です。イチゴ風味とかいろいろあるんですね。さわやかで疲れが吹っ飛ぶ感じです。

そして旬のシュパーゲル。下にトーストとチキンがひいてあって、けっこうボリュームがあったのでお腹いっぱいでした。去年は屋台で散々見かけたもののついに口にすることがなく、帰国してから空輸で取り寄せたものを日本で食べました。それまで冬にしか来たことなかったので、やはり旬のものをいただくのが最高!

食べ終わって外へ出ると、外のテーブルでしゃべりつつ食事を楽しんでいる人たちが大勢います。ま、この中へひとりで入っていく勇気はないですね...今年は寒いせいか、煙突型のストーブが設置されていました。

そして聖トマス教会。この日は場所を確かめただけに留めてホテルへ戻りました。しかし帰り道、微妙に曲がりそこねて変なところに出ましたが、これから3晩続けて迷うとは...さて続きはいつになるでしょう?


※今回同行したカメラたち
SONY α900+ディスタゴン18mm、25mm、プラナー50mm...あまり出番なし
ハッセルブラッド500C/M+プラナー80mm、針穴くん2号...がんばってモノクロ6本消費
SONY HX30V...出発直前に購入、意外と重宝
iPhone4...こうやって見るとノイジー