5/6 雨のドレスデン(その2)

はい、ではドレスデンその2です。というか交通博物館編としてもいいんですけど(汗)

このドレスデン交通博物館はYUEさんのリクエストで、とにかく乗り物の写真を撮ってきて欲しいと。乗り物?っていっぱいあるけど...とシュツットガルトのドイツ博物館を想像して困ってしまいましたが、案外こじんまりしてたのでヤレヤレでした。

旧東ドイツで車というと思い浮かぶのはコレ、トラバントでしょうね。595cc、23PSで最高時速95km/hだそうです。

後ろはこんな感じ。なんかキュートだな〜

他にもなんかこう昔のブリキのおもちゃにあったような...すいません、クラシックカーは興味ないので。

他にはYUEさんならやっぱり路面電車萌えかな〜とか。

自分的にはバイクなんですけど...昔のバイク雑誌に載ってましたねえ、ヤワ。

あるいはホンダ・フュージョンとか現代のラグジュアリー・スクーターの原型では?と思えるようなデザインとか。前輪駆動のメカメカしさが渋い!

さて、意外と軍用の乗り物や飛行機がなかったのであっさり回り終え、隣にある聖母教会へ。

ここは戦時中ほとんどが破壊され、戦後に修復された建物なのですが、一部オリジナルのレンガが使われているのでその対比を見て下さい、とYUEさんよりアドバイスをいただいておりました。

私的にはプロテスタントの端くれとしてルター像の前を素通りするわけにはいきませんのでしっかりと...なかなか頑固そうですがちょっとりりしい男前?でもあります。惚れるねえ〜

こんな具合で黒っぽいのがオリジナル。茶色っぽいのが新しいレンガだと思いますが、1994年に修復作業が開始されるまでは破壊されたままの状態で保存されていたのだそうです。

この近くにはルターを庇護したザクセン選帝侯家の末裔、フリードリヒ・アウグスト2世の像もありますが、アウグスト2世は父の1世と同様にカトリックに改宗してしまったのだとか。

ここに来る途中に見た壁画は、その代々のザクセン選帝侯35人がマイセンのタイルで描かれているのだそうです。結構な距離があるので、端から端までビデオにでも撮ろうかと思いましたが...誰が誰だかわかんないし雨なのでパス。

そしていよいよ最後、というか時間も遅いし雨もひどいし、諦め半分でやってきたのがツヴィンガー宮殿...でしたがもう中に入る気力もなく、コンデジで外から門の写真を撮って終わり。あと意地で撮ったハッセル数枚。今思えばもったいないことをしたな〜

はい、こちらがゼンパーオペラことドレスデンザクセン州立歌劇場ですな。ワーグナーの歌劇『タンホイザー』が初演されたところでございます。

そしてツヴィンガー宮殿...の入り口。今まさに閉まろうとしているところ。中は6つの博物館があって、一日あっても回り切れないだろうと(涙)

ドレスデン宮殿。こちらも「緑の丸天井」とか見どころはいろいろあって、でも入れなきゃしょうがないし、せめて外からでもとスイングパノラマで撮ってみたりしましたが...縦位置で端から端まで、120度ぐらいの範囲をぐいん!とカメラをパンすると高解像度で1枚の写真が撮れるというモノ。135フォーマット換算25mmの広角レンズですがさすがに全部は入らないので。

ふつうにスイングパノラマだとこんな具合ですね。一眼では何度か専用ソフトで合成して作りましたが、ぜんぜんお手軽で楽しいです。コンデジながらレンズがいいし、1800万画素だけあって解像感が素晴らしい。最近こればっかり使ってます(汗)

しかしなんちゅうか天気の悪い日は体調悪くてダメなんですよ。気圧のせいか頭痛いし腰は痛いし...ま、どんなところか分かっただけでも大収穫ということで帰りの座席を取ってあったのもあり、ライプツィヒに戻って中央駅下のNORDSEEで晩ご飯となりました。ドレスデンは次回天気のいい日にあらためて訪問したいですね。


以上で今回のプライベート部分は終わりです。翌日5/7は移動日で朝にライプツィヒを出るとシュツットガルトに着くのは夕方になります。それでも機会を見つけて撮り歩くつもりではいるのですが...何しろ土地勘なさすぎ(笑)


写真:モノクロのみハッセル500C/M+プラナーC 80mmF2.8(ノンT*)、他はソニーDSC-HX30V